独立行政法人国立病院機構 下志津病院 千葉県四街道市鹿渡934-5

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リハビリテーション科

リハビリテーション科のご紹介

スタッフ
医長 三方 崇嗣
理学療法士 10名
作業療法士 7名
言語聴覚士 2名
心理療法士 4名

リハビリテーション科は理学療法,作業療法,言語聴覚療法,心理療法の4部門があります。当科の特色は60年以上の伝統ある障害者病棟に生活の一部として組み込まれ、活動する機会、生活の一助としての機能も担っております。患者の想いを汲み取り、倫理・人権に配慮したアプローチを心がけています。理学療法,作業療法,言語聴覚療法はその他にも整形外科,脳卒中,リウマチなどのリハビリテーションも行っており小児から高齢者まで幅広く対応しています。心理療法は小児科・小児神経科の患者様が多く、外来での検査など対応しております。

令和6年4月から地域包括ケア病棟が新しくなりました。急性期病院から地域へ帰る方やレスパイト入院が必要な方に充実したリハビリテーションの提供ができるよう取り組んでいます。
入院患者様と外来通院中の患者様で、医師が必要と診断した患者様が対象となります。

サテライト・リハビリスペース

部門のご紹介

理学療法

理学療法の対象疾患は神経・筋疾患・重症心身障害者50%、整形外科22%、リウマチ科15%、脳神経外科10%となっており、入院リハビリは機能訓練を中心に実施しています。個人の目標に合わせて、在宅生活に必要な環境調整とその練習、施設での活動を支える身体機能のサポートなど個別性を大切にしております。その他にも身体機能や身体の特徴・症状に合わせた車いすや装具の作製も行っています。





作業療法

作業療法の対象は入院患者様が主となっており筋ジストロフィーを中心とした神経・筋疾患46%、重症心身障がい児者10%、神経内科・リウマチ科・整形外科等の一般入院40%、外来4%(神経・筋疾患、整形疾患、発達障害等)となっています。

作業療法では、作業活動等を用いての「上肢機能訓練」や全身の「機能訓練」、食事や排泄などの「日常生活動作訓練」、家事動作などの「生活関連動作訓練」、ご本人様の状態に合わせた「福祉機器や使いやすい道具の紹介・作成・操作練習」などを行っています。



言語聴覚療法

言語聴覚療法では常勤2名のスタッフが在籍しており、外来通院の患者様と入院患者様へのリハビリテーションを提供しています。外来リハビリテーションでは主に就学前のお子さんを対象に構音訓練(発音訓練)等を実施しています。入院リハビリテーションでは神経・筋疾患、重症心身障害児・者、誤嚥性肺炎を始めとする廃用症候群、脳血管疾患等を対象に摂食・嚥下訓練や高次脳機能訓練等を実施しています。当院は障害者病棟や地域包括ケア病棟を有しており、リハビリテーションを実施している患者様が多くいらっしゃいます。当院を生活の場とする患者様もこれから地域に帰る患者様もお一人、お一人の「食べたい」という気持ちに寄り添い、個別性の高いリハビリテーションの提供を目指しています。

言語療法室

心理療法

心理療法には、常勤2名・非常勤2名の公認心理師・臨床心理士が在籍しています。
入院・通院を問わず、医師の依頼に基づき様々な職種と連携を図りながら心理的なサポートを行っています。

主な業務内容

  • 「言葉が遅れている」
  • 「コミュニケーションが苦手」
  • 「落ち着きが無い」
  • 「学習についていけない」
  • 「集団行動が苦手」
  • 「以前に比べると元気がない」

といったちょっと気になるお子さんがいます。

心理療法室では、そういったお子さんの発達検査や性格検査を行い、発達や認知的特徴(得意・不得意の傾向)を知ることで、日常生活や学習で活かせる手立てを一緒に考えていきます。

また、治療上必要に応じてカウンセリングを実施しています。ご希望があれば、学校などの関係機関とも連携してお子さんへの支援を行っています。

子どもだけに限らず、成人の方への神経心理学的評価もおこなっています。

心理検査・心理療法は完全予約制です。ご希望される方は外来を受診していただき、医師にご相談ください。


言語療法

言葉の発達の遅れや、脳梗塞後遺症等の言語障害、重度心身障害病棟での摂食訓練等に介入しております。


リハビリテーション科より

リハビリテーション科での訓練については、主治医とご相談下さい。