独立行政法人国立病院機構 下志津病院 千葉県四街道市鹿渡934-5

病棟のご案内

 1病棟は内科・リウマチ科・消化器内科及び、一部、神経内科や脳神経外科も受け入れています。主な疾患は膠原病、消化器疾患、脳梗塞などです。疾患によって症状は様々なので、患者さんの苦痛を少しでも和らげ、自分らしく療養生活を送れるように看護をさせていただきます。
 地域包括ケア病棟とも連携しており、積極的な退院支援も行っております。医師・看護師・理学療法士・ソーシャルワーカーなど様々な職種がチームとなり、患者さんの生活が安全・安楽であるように努めています。
 病棟には明るく広い食堂兼デイルームもあり、ご家族との面会や車椅子などでの日光浴などに利用して頂いております。

 急性期の治療を終え、退院後の生活を安心して迎えるための準備段階として、地域包括病棟があります。包括ケアに当たるのは、医師、看護師だけでなく、医療ソーシャルワーカー、退院調整看護師、医学療法士、作業療法士、栄養士、薬剤師、等多職種が関わり、在宅スタッフやケアマネジャーはじめ訪問医、訪問看護師、介護スタッフ等が関わる事になります。
 入院中、体を動かすことで脳を活性化させ、季節感を感じられるような楽しいレクリエーションを、毎月第2土曜日に病棟内で企画し実施しています

 3病棟は小児科病棟です。スタッフは明るく、いつも笑顔で皆様に接することを心掛けています。子供達の入院生活環境を考え、プレイルームの飾りつけなどをも行っています。子供達や家族の不安がとれるよう、医師や看護師が病状や治療についてわかりやすく説明するように努めています。
 長期入院する子供達は、隣接する特別支援学校に通いながら入院生活を送っています。疾患の治療・コントロールだけではなく、集団生活を通して社会生活を学ぶ手助けもおこなっています。子供達の成長を医師、看護師、保育士、臨床心理士などさまざまな職種が連携し、支援をしています。

 外科は胃切除や大腸切除、人工肛門造設術など行っています。また、緩和ケア認定看護師が在籍しており、がんや痛みを抱える患者さんの苦痛を軽減し、 患者さんとそのご家族が、穏やかな生活を送ることができるように援助しています。
 整形外科は関節リウマチや膝・股関節の変形により人工関節置換術を受ける患者さまが多く入院しています。 看護師は手術前後の全身管理や手術後のリハビリテーションの実施、病状の不安や社会復帰についての不安などを少しでも軽減できるよう看護を行っています。
退院後も患者さんが希望する生活を続けられるよう、医師や退院支援看護師、MSW、リハビリテーション科と連携し、安心して退院できるように支援しています。

6病棟は主に筋ジストロフィーの患者さんが入院している病棟です。筋ジストロフィーは筋萎縮と筋力低下が進行していく疾患で入院が長期に渡る患者さんがほとんどです。
人工呼吸器を使用し日常生活動作に支援が必要な患者さんが多いですが、その中でも楽しく生活できるように、スタッフは笑顔を絶やさずケアにあたっています。また児童指導員や保育士、作業・理学療法士など多くの職種が関わり、患者さんが入院生活を有意義に過ごせるように援助しています。

 筋ジストロフィー疾患の11~73歳の患者さんが入院し、特別支援学校への通学、定期検査、患者さんに応じた治療をしながら、病棟で過ごされています。
その中で、30名程の患者さんが人工呼吸器を装着しながら生活し、車椅子に乗ってリハビリに行ったり、時には医療スタッフと一緒に外出をしています。患者さんができることを活かし、日々話しやすい雰囲気で、楽しい時間を過ごせるよう、私達は支援しています。

病気の進行とともに日常生活の援助が必要になりますので、患者さんが安全・安楽に療養生活が送れるような援助を心がけています。そして、その人らしさを尊重した看護を目指しています。
他職種との連携も大切にしながら人工呼吸器を装着した患者さんが買い物などにも安心して出かけられるよう援助したり、療育指導室の企画するイベントなどをサポートしつつ私たちも一緒に楽しんでいます。

 10病棟は、未就学児、学齢児から60歳代までと幅広い年齢層の患者さんが、常時60名前後入院されています。主な疾病は、脳性麻痺、てんかん、周産期脳障害です。長期入院の方が多くいる一方で、在宅支援のための短期入所の方の受け入れも積極的に行っています。
 看護師は、ノーマライゼーションと人間としての尊厳を大切にし、患者さんの健康管理と安全な日常生活援助に努め、個々の成長発達に合わせたQOL向上に向け、他職種と力を合わせて援助を行っています。患者さんの思いに寄り添う看護を大切に、笑顔のたえない明るい病棟です。

患者さんの笑顔とともに毎日、明るく元気な病棟です。

 11病棟では13歳から63歳の重症心身障がい児者の方が長期入院しています。主な疾患は周産期脳障害、脳炎・髄膜炎後遺症等です。日々の健康管理と医療ケアを丁寧に行い、人工呼吸器を使用した方も含めた患者さん全員の療育活動への参加と学籍児の登校支援を毎日行なっています。患者さんとご家族双方の笑顔を大切に看護しています。
 在宅支援として短期入所を受け入れています。また通園施設「ひまわり」を併設しており未就学児、卒業後の方のご利用、長期休暇期間放課後等Dayサービスを行なっています。2階にある病棟や通園施設からは春の時期には満開の桜が見える明るいところです。

 地域の皆様、またかかりつけの患者さん・ご家族が、安心して医療が受けられるよう環境を整え、外来受診時には皆様のお力になれるよう思いやりある看護を目指しております。
 外来看護師一同は、皆様のニーズに応えるために、患者さん・ご家族の話をよく聞くよう心がけております。
 また、患者さん・ご家族が抱えている不安にお役に立てるような情報が提供出来るよう、多くの職種で連携を取り、対応していきたいと考えております。

 手術室では、整形外科、外科、脳神経外科の手術、神経内科の筋生検を行っています。整形外科は骨折・人工関節・頸椎や腰椎の手術、外科は鼠径ヘルニアや大腸・胃切除などの手術、脳神経外科は慢性硬膜下血腫の手術を行っています。
 術前外来や術前訪問を通して、できる限り患者さんと接する時間を作り、安心して手術を受けるための準備を患者さんと共に行えることを目指し、看護しています。
少人数ですが、明るく元気な看護師が日々奮闘しています。